今回ご紹介させていただく改修工事の実例は、屋根塗装(パラサーモ遮熱塗料)と外壁塗装です。
目 次
「実家がそちらで工事してもらってとても良い感じだったので、うちも見てもらおうと思いました」
足立区千住橋戸町のE様より、なんとも嬉しいお言葉をいただき、さっそく調査にお伺いしました。
点検の結果、屋根・外壁ともに経年による塗膜の劣化が確認できました。
また破風などの付属の設備にも、塗装の剥がれが見られました。
そこで、お住まい全体を塗装することをご提案させていただき、工事が決定しました。
屋根の塗装剤としてお客さまがお選びになったのは、遮熱塗料である「パラサーモ」。
「パラサーモ」は太陽光を反射するのと、高い熱放射率が特徴です。
屋根裏の温度は通常の塗料で屋根を塗装した場合と比べ、何と 15度も変わる と言われています。
また「パラサーモ」は2液弱溶剤ウレタン樹脂ですので、旧塗膜の種類を選ばず用いることができます。
外壁の塗装剤には汚れを防ぐ低汚染塗料の 「ナノコンポジットW」 をお選びいただきました。
工事のビフォー&アフターの様子はこちらとなります。
実際の工事の様子を詳しく見ていきましょう。
1 工事の基本情報
■施工内容
・・・外壁塗装、屋根塗装
■使用材料
・・・屋根:パラサーモ (遮熱塗料 / 2液弱溶剤ウレタン)
外壁:ナノコンポジットW (低汚染塗料)
■築年数
・・・28年
■建坪
・・・屋根 91.7 ㎡、 外壁 188.7 ㎡
■施工期間
・・・10日
2 施工前の状態
まず屋根からです。
屋根には一面にコケ・カビが繁殖していました。
板金にはサビが出ています。
付属品となる破風は塗装が剥がれており、木部が風雨に晒されている状況です。防水できないため雨水が内部へと染み込んで建物を傷めてしまう、非常に危険な状態でした。
続いて外壁の様子です。
外壁全体的に、汚れが目立ちます。
つなぎ目を塞ぐコーキング部にはヒビが入っていました。ヒビから雨水が内部へと侵入してしまいます。
鉄部も完全にサビてしまっていました。
建物全体を、塗装して修繕していきます。
3 施工
3-1 洗浄 & 屋根塗装
始めに洗浄をしっかりと行い、コケ、カビ、汚れを落とします。
続いて、屋根の下塗りを行います。
中央の写真は、下塗り後のものになります。
次に中塗りをして色を乗せます。
上塗りといって、もう一度塗料を塗ります。
右が屋根の完成写真です。すっかり美しくなりました。
美観がよくなっただけでなく、遮熱塗料である 「パラサーモ」 を使っていますので、夏に室内が暑くなりすぎるのが緩和され、快適に電気代を節約してお暮しいただけることと思います。
3-2 外壁塗装
続きまして、外壁の塗装となります。
第一に、劣化で塗装が膨らんでしまっている箇所の下地処理を施します。
下地処理が終わってから、下塗りとなります。
続いて、中塗りです。
中塗りののち、仕上げの上塗りをもう一度塗装して、外壁の塗装工事も完了となりました。
外壁は低汚染塗料の「ナノコンポジットW」での塗装でしたので、美しさが長く続くと期待されます。
3-5 完工
外と接する部分を隅から隅まで、全体的に修繕・塗装させていただきました。
これで雨漏りや外壁の痛みなどを心配することなく、安心して快適にお過ごしいただけます。
4 お客様の声
工事の仕上がりはいかがでしょうか?
―とても満足しています。
担当に一言ございましたら。
―疑問に分かりやすく説明してもらえて助かりました。
当社へのご要望をお教えください。
―アフターケアもお願いしたいです。
お住まいの事でお悩みのこと、お困りのことがございましたら、
ぜひサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)のヌリプロ110番までご相談くださいませ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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