「今度の屋根塗装工事にニッペパーフェクトクーラーサーフを使うって聞いたんだけど、どんな塗料なんだろう?」
と疑問に思っていませんか?
この記事では
ニッペ パーフェクトクーラーサーフの特徴
メリットやデメリット
ニッペ パーフェクトクーラーサーフがおすすめの人
などについてお答えします。
ニッペ パーフェクトクーラーサーフは、日本ペイント株式会社の遮熱効果のある下塗り用塗料です。
ニッペ パーフェクトクーラーサーフは、従来の下塗り塗料よりも近赤外線の反射率が高く、熱伝導率が低いので、太陽の熱を室内に届きにくくすることができます。
さらに、上塗りに同シリーズのパーフェクトクーラーベストを塗り重ねることで、より高い遮熱効果を発揮します。
暑い時期でも室内の温度が上がりにくくなるので、省エネ・節電効果が期待できる下塗り用塗料です。
こちらの塗料は、サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)のヌリプロ110番でも取り扱っている塗料となります。
塗装工事を控えている方は、ぜひ記事を読んで参考にしてみてくださいね。
目 次
1.ニッペ パーフェクトクーラーサーフってどんな塗料?
ニッペ パーフェクトクーラーサーフは、日本ペイント株式会社の下塗り用塗料です。
まずは、ニッペ パーフェクトクーラーサーフの概要を表で見ていきましょう。
ニッペ パーフェクトクーラーサーフに適しているのは、スレート屋根の住宅です。
この塗料を下塗りに使った後、さらに、上塗り用塗料のパーフェクトクーラーベストを重ねれば、より高い遮熱効果を発揮します。
色はホワイトのみで、平均費用は3,950円/m²となっております。
2.ニッペ パーフェクトクーラーサーフのメリットとデメリット
続いて、ニッペ パーフェクトクーラーサーフのメリットとデメリットを押さえておきましょう。
メリット 省エネ・節電効果がある
ニッペ パーフェクトクーラーサーフには
近赤外線を反射する
熱伝導率が低い
という2つの遮熱機能があり、この機能が省エネ・節電につながります。
こちらは、パーフェクトクーラーサーフの上塗りにパーフェクトクーラーベストを塗り重ねた図です。
まず遮熱効果のある上塗り用塗料(パーフェクトクーラーベスト)が太陽光を反射しますが、近赤外線は、ある程度上塗りの層を透過してしまいます。
下塗り層では、残りの近赤外線を反射することで、屋根が熱を持たないようにしているのです。
さらにパーフェクトクーラーサーフに含まれる中空バルーンの効果が熱伝導率を抑え、室内へ太陽光の熱が伝わるのを防ぎます。
このパーフェクトクーラーサーフを用いた実験では、以下のような結果が出ています。
5L缶にパーフェクトクーラーシリーズの塗料と一般塗料を塗り、内部の温度変化を測定した実験では、缶裏面では最高10.3℃、缶内部では最高5.8℃の温度差があったという結果が出ています。
このよう暑い時期でも室内の温度が上がりにくく、冷房の使用を減らすことができるので、電気代節約にも高い効果がありますよ。
デメリット 金属には塗れない
パーフェクトクーラーサーフのデメリットとして、金属には塗ることができないという点があります。
パーフェクトクーラーサーフにはさび止めの機能がないため、金属部分に塗ると劣化しやすくなってしまうのです。
例えば金属製の屋根や棟押さえ等の鉄部には塗ることができません。
またパーフェクトクーラーサーフは、さび止め塗料とも塗り重ねができないので気を付けましょう。
3.ニッペ パーフェクトクーラーサーフがおすすめの人は?
ニッペ パーフェクトクーラーサーフがおすすめなのは
夏の電気代を節約したい方
スレート屋根の住宅にお住まいの方
となっています。
4.ニッペ パーフェクトクーラーサーフのまとめ
ニッペ パーフェクトクーラーサーフは、日本ペイント株式会社の遮熱効果のある下塗り用塗料です。
塗料の特徴は以下の△つです。
省エネ・節電効果がある
近赤外線を反射する
熱伝導率が低い
注意点としては、
金属部分には塗ることができない
などがあるので注意しましょう。
スレート屋根の住宅にお住まいで、夏の電気代を節約したい方にはおすすめの塗料です。
ご自宅の外装塗装工事の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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