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お客様が外壁塗装工事をご依頼した理由
今回のお客様は、足立区舎人にあるアパートのオーナー様です。
「外壁塗装をしたいと考えていて、塗装の仕上がりについて相談したい」というお問い合わせをいただきました。
オーナー様のご要望は、今の外壁のデザインを活かしたいとのことです。
透明の塗料であるクリア塗装で、今の外壁のデザインを活かすことは可能です。
しかし、現在の状態が劣化などで色あせてしまっていると、オーナー様が期待しているような仕上がりにならないのではないかと判断しました。
そこで、今回は今の外壁のデザインを活かせる目地塗装工事をご提案しました。
外壁塗装工事の施工前と施工後の写真です
外壁塗装工事の内容
今回の施工内容は、外壁塗装、シーリングの打ち替え部分塗装です。
使用した塗料はパーフェクトトップです。
アパートは建坪約220平方メートル、建ててから25年経過しています。
施工期間は12日、保証期間は10年です。
外壁の点検時の様子です
点検にうかがってみると、立地が良いため外壁に汚れやコケなどは見られませんでした。
ただ全体的に色あせが確認できるので、外壁が全体的に淡い色になっている状態です。
このままの状態でクリア塗装をしても、今の外壁の色で仕上がることになります。
レンガの凹凸で色分けをする目地塗装をすることで、オーナー様のご要望にそった施工ができると思います。
外壁以外にも、コーキングや雨樋などの付帯部分も点検しました。
コーキングは、経年劣化によってひび割れが確認できるため、打ち替えが必要です。
雨樋も紫外線や雨水などによって、サビや色あせが出ているので、今回の工事と一緒に雨どいなどの塗装もご提案させていただきました。
外壁塗装工事の着工時の様子です
着工する前には、ご近所の方にご挨拶と工事の内容をご説明させていただきました。
まずは足場の組立をしていきます。
足場の設置が終わればメッシュシートをして、高圧洗浄によって塗装する箇所の汚れをしっかりと落としていきます。
汚れをしっかり落とさないと、塗装をする際に悪影響を与えてしまいます。
洗浄作業は、一番高いところから順におこなっていきます。
コーキングの打ち替え作業をおこないました
上の写真は、コーキングの打ち替えをしているときの様子です。
外壁を傷つけないように丁寧にカッターを使って取り除いていきます。
古いコーキングを取り除いたら、マスキングテープを貼ってからプライマーを塗布します。
プライマーが乾いたら新しいコーキングを充填していきます。
充填したコーキングをヘラで整えて、マスキングテープを取り除いたら作業は終わりです。
次におこなったのが、塗料が付着してはいけない箇所をビニールなどで覆う養生です。
この作業が終われば、いよいよ塗装工事をしていきます。
いよいよ外壁塗装作業です
屋根のときと同様に外壁塗装でも、まず下塗り材を外壁全体に塗ります。
下塗り材として使用したのは、パーフェクトサーフ(日本ペイント)です。
上の写真は、ローラーや刷毛などを使って下塗りをしているときの様子です。
目地塗装工事は、下塗り工程も含めて5工程の塗装作業があります。
色付け塗装に使っている塗料はパーフェクトトップです。
今回使用した色はグレー(ND-012)です。
下塗りのときと同様にローラーや刷毛を使い分けながら、目地色を2回塗りで色を付けていきます。
続いておこなったのが、メインの色を塗装する作業です。
メインの色はブラウン(ND-342)です。
この仕上げ塗装も2回塗りをしていきます。
ローラーは、短毛のローラーを使っています。
メインの壁の仕上げも2回塗りで塗装をしていきます。
外壁の目地部分には、メインの色が付着しているので、細い筆などを使ってタッチアップ作業をします。
付帯部の塗装もおこないました
上の写真は付帯部分の塗装をしているときの様子です。
今回おこなったのは、雨樋、階段鉄部、破風板、軒天、水切りPS扉です。
こちらの写真は鉄部分に塗装をしているときの様子です。
階段とPS扉はブラウンで塗り、シャッターボックスはブラックで塗りました。
階段鉄部(共有道路の裏側)の鉄部は、吹付で塗装をしました。
軒天は、ケンエース(日本ペイント)を使っています。
こちらの写真は、雨樋の塗装作業をしている様子です。
破風板には階段の鉄部で使用したブラウンを使い、水切りはブラックで塗装をしています。
完工後
足場を解体した後、オーナー様に確認していただきました。
オーナー様からは「希望通りの仕上がりになっている」というお言葉をいただき、満足しているご様子でした。
今回の工事では塗装工程がとても多かったため、長い間足場を仮設することとなり、ご不便な思いをされたことでしょう。
オーナー様のご協力もあり、無事に塗装工事を終えることができました。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)のヌリプロ110番では、住宅だけでなくアパートやマンションなどの集合住宅にも対応しております。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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