目 次
工事のきっかけを伺いました
足立区辰沼のお客様より、中古住宅を購入したので、入居する前に修繕工事をしたいとのご依頼をいただきました。
早速点検に伺い調査した結果、トタン屋根の塗装と軒先の補修と塗装、ベランダの防水をおこなうことになりました。
今回の工事の基本情報
施工内容:屋根塗装・ベランダ防水・入居前修繕工事
使用材料:
屋根 エポマイルド
ベランダ防水 アクアボウスイ
築年数:35年
施工期間:2週間
保証年数:10年
トタン屋根は塗装でピカピカの屋根になります
トタン屋根の塗装からはじめます。
【左の画像】
トタン屋根は色褪せており、サビなどの劣化もみられました。
現場は海に近い土地で、塩害の影響も考えられます。
高圧洗浄でしっかりと汚れを洗い流したあと、ケレン作業でサビも落とします。
サビ止め塗料を塗布し、完全に乾いてから、上塗り剤を塗っていきます。
使用したのは、スズカファインの「エポマイルド」です。
密着性・防錆性に優れたのサビ止め塗料で、2度塗りします。
【右の画像】
屋根塗装が完了しました。
カラーは以前と同じですが、ピカピカと輝いていますね。
色褪せもサビも解消され、ツヤのある美しい仕上がりです。
ベランダの防水塗装で、防水機能が復活します
つづいて、ベランダの防水工事をおこないました。
まずは、高圧洗浄でベランダの汚れをきれいに取り除きます。
ベランダの防水機能が失われると、水が入り込み雨漏りの原因ともなってしまいます。
現状ではまだ雨漏りはしていませんが、防水機能が低下する前に防水塗装工事をしておけば安心ですね。
プライマーを塗ってから、上塗りをおこないます。
使用したのは、スズカファインの「アクアボウスイ」です。
使いやすい水性1液アクリルウレタン防水で、ベランダの防水に最適。2度塗りします。
その都度しっかりと乾燥させるので、施工には、4日間要します。
軒下の爆裂部分もきれいに補修しました
そして、軒先の修繕にはいります。
【左の画像】
補修前の様子。
玄関前の軒先のコンクリート部分が爆裂しており、コンクリートが膨れて剥がれかけています。
このまま放置してしまえば、美観が悪いだけでなく、コンクリートが欠落する危険もあります。
補修工事では、鉄筋のサビを取り除き、サビ止め処理したあとモルタルを埋めました。
【右の画像】
補修後の様子。
モルタルで補修してから、軒先全体を塗装します。
2度塗りで、見違えるようにきれいになりました。
室内の修繕メンテナンスもおこないました
室内の修繕もおこないました。
【左の画像】
画像は和室です。
昔っぽい緑の壁を珪藻土で塗装し、明るく趣のあるホワイトの壁になりました。
【右の画像】
広縁のフローリング部分は、重ね張りをおこないました。
もとのフローリングの上に重ねますので、強度も高まります。
今回の工事は、外壁の全面塗装ではなく、部分塗装でした。
元の塗装部分との境い目が目立ったり、塗りムラのないよう、注意しながら慎重に塗装しなければなりません。
乾燥時間もしっかりとり、ていねいに施工いたしました。
ヌリプロ110番では、塗装メンテナンスについて、全面的なものなだけではなく、部分的な塗装も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
必見!プロが教える外壁塗装の見積書の見方と選び方!
LINE公式アカウントからもご依頼頂けます!!
「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
Comments