目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区佐野のお客様より、門塀についてのご相談をいただきました。
早速点検に伺い調査したところ、玄関入口の門塀は剥がれや色褪せが発生しており、ブロック塀も汚れ、黒ずみが目立っていました。
なるべくコストを抑えつつ、オシャレにしてほしいとのご要望でしたので、門塀とブロック塀の塗り方を変え、スタイリッシュな塗装で仕上げました。
今回の工事の基本情報
施工内容:門塀の補修・塗装工事
使用材料:浸透性シーラー・水性ケンエース
施工期間:3日間
築年数:30年
■高圧洗浄で汚れを洗い落とします
まずは高圧洗浄で、門塀の汚れや古い塗膜をしっかりと洗い落とします。
高圧洗浄だけで、かなり汚れは落ち、黒ずみは解消されました。
洗浄は、2時間ほどで終了します。
塗装する前に塀が完全に乾燥していることが大切なので、初日は洗浄のみの作業となります。
しっかり乾燥しないままですと、塗膜が剥がれやすくなり、塗装の寿命も短くなってしまいますので、時間をかけて乾燥させます。
■損傷部分はモルタルで補修しました
塗装の前に、損傷していた部分の補修をおこないます。
門塀の剥がれた部分は、へらを使いきれいに落としました。
門塀やブロック塀は、庭に面していることが多く、その裏に花壇などがあると、塀がその部分から水を吸い込んでしまいます。
その結果、塀が劣化し、塗膜の剥がれや膨れにつながるのです。
ブロック塀などを塗装する際には、透湿性の高い塗料を選ぶことで、塀の剥がれや膨れを防ぐことができます。
剥がれを落とした部分を平坦な塗膜にするために、モルタルを塗って補修しています。
平らにすることで、塗装した時に補修面も、きれいに仕上がります。
■浸透性シーラーで下塗り
いよいよ、塗装に入ります。
下塗り→中塗り→上塗りと塗っていきます。
下塗りに使用したのは、日本ペイントの「浸透性シーラー」です。
下地にしっかりと浸透することで、下地を補強する効果が高まります。
上塗り塗料との密着性も抜群です。
ブロック塀は、塗料の吸い込みがいいので、2度塗りをおこないました。
■水性ケンエースで中塗り
中塗りの様子。
使用したのは、日本ペイントの「水性ケンエース」です。
透湿性に優れ、膨れなども防ぐことができます。
つや消しタイプです。
中塗りが完了しました。
上塗りで模様付け塗装をおこなうので、中塗りでムラのない仕上がりにしておくことが大切です。
■上塗りで模様付け塗装をおこないました
お家の入口は目立つ部分でもありますので、門塀部分は模様付けをおこなうことで、高級感を演出しました。
模様付けは、上塗りの工程でおこないます。
凹凸模様が付けられる、専用のローラーで施工しました。
塗料が乾く前にスムーサーでならし、塗面の模様を調整していきます。
■工事が完了しました
門塀は模様付けし、洗練された印象に仕上がりました。
ブロック塀は、通常の上塗りをおこないました。
こちらは、シンプルで美しい仕上がりです。
今回の塗装工事では、塗料や塗り方を変えることでコストを下げることもできました。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)のヌリプロ110番では、お客様のご要望に沿った工事をご提案いたします。
まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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