東京23区の北西部に位置する地域で、地盤が強く23区の中でも安全なエリアと言われているのが板橋区です。
豊島区・北区・練馬区・埼玉県と隣接しており交通の便でもとてもアクセスがよく、また駅前には商店街が広がっており、駅周辺にはスーパーやドラッグストアも充実しているので買い物もしやすくまた、公園も多くあり自然豊かなので緑豊かな落ち着いた暮らしができる板橋区。
夏の定番として、約11,000発の花火が彩るいたばし花火大会も多くの観光客が訪れます。残念ながら2021年は中止になりましたが今年は開催されることを願っています♪
そんな魅力がたくさん詰まっ板橋区にお住まいの皆さん、また近隣にお住まいの皆さんでお家のリフォームをお考えの方はぜひ国土交通大臣認定事業者の屋根プロ110番にご相談ください♪皆さんのお悩みに寄り添い長く綺麗に住めるご自宅のお手伝いをさせていただきたいとおもいます。
今回は、今お家のリフォームの中で人気の1つである「カバー工法」という工程についてご紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。
今お家のリフォームを検討している方にはぜひ知って頂きたいカバー工法!
言葉は知っている方も、実際どのようなリフォーム方法なのか詳しく知っている方も少ないかと思います。
今回はそんなカバー工法について詳しく書いていきたいと思います。
カバー工法とは、簡単にいうと既存のものを残したまま、新しいものを取付ける工事のことで屋根や外壁、窓サッシ・ドアの修理に使われる施工方法の一つです。
既存のものに新しいものを取り付けますので、価格や工期が抑えられるのが1番のメリットで現在人気が上がってきているリフォームの1つです。
今回は「カバー工法」について、費用や注意点を徹底的に分析していきたいと思います!
目 次
①カバー工法とは!?
上記で申し上げた通りカバー工法とは、既存のものを残したまま、新しいものを取付ける工事のことです。
基本的に、屋根や外壁、窓サッシ・ドアの修理で用いられる修理方法です。
既存のものがベースとなる為、交換工事と比べてみても撤去費用や手間も省けます。
その為工事全体の金額を安く抑える事がきます。
※既存の建材の状態によっては、カバー工法ができない場合もあります。
②屋根のカバー工法
まずは、屋根のカバー工法(重ね葺き)についてご紹介していきます。
屋根のカバー工事が行われる状態をまとめてみましたのでご覧ください。
・ 塗装工事では対応できない状況
・ 屋根全体に屋根材の割れが広がっている状況
・ 不良建材が既存の屋根材で使用されている
このような屋根の状態の場合にカバー工法を使用します。
費用相場
皆さん一番気になるのが費用の相場ですよね!
屋根のカバー工法の費用の場合、おおよそ2階建て30坪の場合100〜250万円ほど掛かります。
ただし、新しい屋根材の種類によって工事費用は変動しますので、表の価格を参考にしてみて下さい。
雨漏りしている場合は施工できないのでご注意を!
屋根カバー工事の場合、雨漏りしている屋根には施工出来ません。
なぜかというと、既存の屋根の上から新しい屋根剤を重ねるのがカバー工事になるので、既存の屋根に水分が含まれていると、そのまま水分が閉じ込められ屋根の内部から徐々に柱に水分がまわり腐っていってしまう場合があるからです。
その為、雨漏りをしている屋根にはカバー工事は行えないのです。
築20〜30年経過している場合は雨漏りが発生しやすいので、まずしっかりと点検をおこおないカバー工事可能か判断します。
もし、天井に雨染みがついている場合でもカバー工法は行えないので、その場合は代わりに葺き替え工事をご提案させていただく場合もあります。
瓦屋根の場合もカバー工事は行えませんのでご注意ください。
③外壁のカバー工法
続いて、外壁のカバー工法(重ね張り)についてご紹介していきます。
外壁のカバー工事が行われる状態をまとめてみましたのでご覧ください。
・ 塗装工事では対応できない状況
・ 屋根全体に外壁の割れが広がっている状況
・ 剥がれ、欠けが外壁にある
費用相場
外壁のカバー工法の費用はおおよそ2階建て30坪の場合150〜200万円ほど掛かります。
工事費用は、外壁材の種類によって変動します。
下記に種類別に価格をまとめてみたのでぜひ参考にしてみて下さい。
※家の形が複雑な場合も費用が高くなります。
施工時の注意点
外壁のカバー工法の場合、通気の確保をすることがとても重要です。
施工方法としては2通りあります。
1 通気工法
既存の外壁と新しい外壁の間に空気が通る道を作るため木の柱(胴縁)を貼り隙間を作る工法。
2 直張り工法
既存の外壁の上にそのまま新しい外壁を重ねる工法。
胴縁とは…羽目板やボードを取り付けるための材です。
新しい外壁材を既存の上から張ると、湿気がこもり壁の表面が膨れてしまったり、
腐食してしまう場合もあるので注意が必要です。
ですが、状況によっては直張り工法も可能な場合もあります。
きちんと点検行い、どちらの施工方法で行う方がいいのかお客さまと一緒にヒアリングを行い判断していきましょう。
④サッシのカバー工法
続いて、窓サッシのカバー工法(重ね張り)についてご紹介していきます。
窓サッシのカバー工事とは、
①既存のガラス戸を外す。
②新しいサッシを被す。
③新しいガラス戸を取付ける。
以上の工程のことです。
カバー工事を行う事で、隙間風の改善や、防音断熱効果を上げる事が期待されます。
費用相場
窓サッシのカバー工法の費用は、15〜40万円ほど掛かります。
サイズや窓ガラスのグレードによって金額が変わります。
下記の表におおよその価格をまとめてみたので参考にしてみて下さい。
サッシは、通常のサッシ〜高断熱のサッシとグレードが数種類分かれていますが、寒さや暑さが気になる場合、割高ではありますが冷暖房費の節約などを考えると断熱性の高いものがおすすめです。
ぜひ窓サッシを選ぶ際の参考にしてみてください。
※サッシのカバー工事は自治体によって補助金が出る場合もあります!
自治体によっては、カバー工事により断熱性を高め冷暖房の消費が抑えられ地球温暖化防止に繋がるということで補助金が出る場合もあります!
サッシのカバー工事を検討している方は、お住まいの自治体のHPなどで事前に調べておくことをお勧めします♪
窓が一回り小さくなるのでご注意を!
サッシのカバー工事を行うと、既存の窓のサイズよりも一回り小さくなりますので注意してください!
大きいサイズの窓であればあまり気にならないかもしれませんが、元々が小さいサイズの窓の場合更に一回り小さくなり目立ってしまいます。
もし、窓のサイズ感が気になる場合は、カバー工法ではなく、サッシごと交換する工事もありますのでぜひご相談ください!
※しかし交換工事を検討される場合は、サッシ回りの壁を壊す必要があります。
その為、壁の造作やクロスの補修などで、サッシ以外にも別途費用が掛かりますのでご注意ください!
⑤ドアのカバー工法
最後に玄関ドアのカバー工法についてご紹介します。
玄関ドアのカバー工事は、既存のドアを外しサッシの上から新しいサッシを重ね新しいドアを取付ける工事のことです。
交換工事よりも費用・工期もかからないので、玄関ドアのリフォームを検討されている方にはおすすめです。(工期は1日で終わります。)
ドアが痛んできて見た目が気になる。
玄関から冷気が入ってくるのを防ぎたい。という場合にカバー工事を行います。
ドアのデザインを変える事で、お家の雰囲気もガラッと変わりますね。
費用相場
玄関ドアのカバー工法の費用は、30〜80万円ほど掛かります。
ドアの種類や大きさによって費用は変わってきますので、詳しい費用を知りたい方はまず見積もりを取りましょう。
玄関ドアが一回り小さくなります!!
窓サッシ交換工事と同様に、玄関ドアのカバー工事を行う事で既存の玄関ドアよりも一回り小さくなります。
既存の玄関ドアが小さい場合、更に小さくなるのでそこも注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
カバー工法とは、屋根や外壁、窓サッシ、ドアの工事で用いられる修理方法の一つで交換工事より費用や工期が抑えられる人気の修理の1つです。
勿論それぞれの場所により、費用や注意点が変わってきますのでリフォームを検討する際は参考にしてみてください。
国土交通大臣認定事業者の屋根プロ110番でも、屋根と外壁のカバー工事を行っていますので工事のご相談やお見積りなど、なんでもお気軽にお問い合わせください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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