世界一乗降客数が多いことで世界的にも有名な新宿。
高層ビル群に歌舞伎町の歓楽街と、常に人で賑わう日本の中心都市ですが、新宿御苑では四季折々の自然を楽しむこともできます。
また、韓流の街として若者が集まる新大久保、石畳の道で和の面影が残る神楽坂など、様々な魅力がある新宿区。
今回は、新宿区とその近郊にお住まいの皆様へ、「カバー工法」という修理方法についてご紹介します!
カバー工法とは、既存のものを残したまま、その上から新しいものを取り付ける工法です。
屋根や外壁、窓サッシ・ドアの修理に用いられます。
交換工事に比べて価格が抑えられ工期も短縮できるため、近年人気のリフォームです。
今回はそんな「カバー工法」について、費用相場や施工時の注意点をご紹介します。
現在、または近いうちにリフォームをお考え中の方も、ぜひ参考にしてくださいね。
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サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の屋根プロ110番では、屋根、外壁のカバー工事を承っております。お見積り、ご相談は無料です!
「リフォームを考えているから点検してほしい」「費用がどのくらいかかるか知りたい」など、お気軽にご相談ください!
目 次
【1】カバー工法とは?
カバー工法とは、主に屋根や外壁、窓サッシ、ドアの修理に用いられる工事です。
既存の建材を残したまま、その上から新しい建材を取り付けます。
交換工事と比べると、古くなった建材の撤去費用が省けるため、工事全体の金額を安く抑える事ができます。
また、撤去する手間もかからないので、工期も短縮できます。
ただ、既存の建材の状態によっては、カバー工法ができない場合もあります。
建材ごとに、カバー工法ができない場合や、留意点を解説していきます。
【2】屋根のカバー工法
まず、屋根のカバー工法(重ね葺き)についてご紹介します。
カバー工法と聞くと、屋根の修理を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
屋根のカバー工事は、屋根が以下のような状態の時に行います。
・ 屋根の劣化が進み、塗装工事だけでは対応できない状況になっている
・ 屋根材の割れが屋根全体に広がっている
・ 既存の屋根材で不良建材が使用されている
1 屋根のカバー工法の費用相場
屋根のカバー工法の費用は、2階建て30坪の場合通常100〜250万円ほど掛かります。
費用は、新しい屋根材の種類によっても変わります。
・ガルバリウム銅板
・ジンカリウム銅板
・アスファルトシングル
・軽量瓦
2 雨漏りしている場合はカバー工法が施工できません!
屋根カバー工事は雨漏りしている場合は施工できませんので、ご注意ください。
屋根カバー工事は、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる工法です。
そのため、雨漏りしている状態でカバー工法を行うと、屋根に含まれている水分が閉じ込められ、屋根の内部から柱にまで水分が染み込み、腐ってしまう可能性があります。
築20〜30年経過しているお住まいでカバー工法を検討されている場合は、雨漏りをしていないか点検をした上で工事を行います。
天井に雨染みがついている場合でもカバー工法は行えません。
古い屋根を取り外す、葺き替え工事を検討しましょう。
また、瓦屋根や傷みが激しいトタン屋根などは、カバー工法ができませんのでご注意ください。
【3】外壁のカバー工法
続いて、外壁のカバー工法(重ね張り)についてご紹介します。
外壁のカバー工事は、以下のような状態の時に行います。
・ 劣化が進み、塗装工事では対応できない
・ 外壁の割れが屋根全体に広がっている
・ 外壁に剥がれ、欠けが見られる
1 外壁のカバー工法の費用相場
外壁のカバー工法の費用は、2階建て30坪の場合通常150〜200万円ほど掛かります。
工事費用は、使用する外壁材の種類によっても変わります。下の価格を参考にしてみて下さい。
また、家の形が複雑な場合も費用が高くなります。
2 カバー工法を施工する際の注意点
外壁のカバー工法を施工する際に最も重要なのは、通気の確保です。
新しい外壁を既存の外壁の上に重ねるカバー工法ですが、通気を確保しないと、内部に湿気がこもり、壁の表面が膨れてたり、腐食してしまう可能性があります。
外壁のカバー工法には2通りの施工方法があります。
①「通気工法」
既存の外壁と新しい外壁の間に木の柱(胴縁)を貼り、空気が通る隙間を確保します。
②「直張り工法」
既存の外壁の上にそのまま新しい外壁を重ねます。
※状況によっては直張り工法でも問題なく施工できる場合もあります。工事前に業者に点検をしてもらい、どちらの施工方法が適切なのか確認しておきましょう。
▼胴縁
【4】サッシのカバー工法
続いて、窓サッシのカバー工法(重ね張り)についてご紹介します。
窓サッシのカバー工法では、既存のガラス戸を外して、その上から新しいサッシを被せ、新しいガラス戸を取り付けます。
カバー工法により、隙間風がなくなる、防音効果・断熱効果が上がるといったことが期待できます。
1 窓サッシのカバー工法の費用相場
窓サッシのカバー工事は、通常15〜40万円ほど掛かります。
窓ガラスのサイズ・グレードによって金額は変わりますので、下図を参考にしてください。
窓サッシには様々なグレードがあります。普段生活していて、家の中の寒さや暑さが気になる場合は、高断熱の窓サッシがおすすめです。
一般的な窓サッシより高価ではありますが、結果的に冷暖房費の節約に繋がり、家の中で快適に過ごす事ができます。
新しい窓サッシを選ぶ際は、価格だけでなく、機能性も含めて考えてみてくださいね。
★ 一部自治体では、窓サッシのカバー工事に補助金が出ます!!
住宅の断熱性を高め、冷暖房の使用を抑えることが地球温暖化対策になる、という観点から、窓サッシのカバー工事に補助金を設けている自治体もあります。
業者から説明がある場合もありますが、補助金の情報は自治体のHPなどにも掲載されています。工事を検討している方は、事前に調べておくのがおすすめです。
2 窓サッシのカバー工法は、窓が一回り小さくなります!
サッシのカバー工事を行うと、窓のサイズは今までよりも一回り小さくなります。
元々大きい窓であれば、サイズの違いはそこまで気にならないことが多いですが、小さい窓が更に一回り小さくなると、サイズの違いが目立ってしまいます。
小さい窓に施工する場合や、サイズ感が変わることが気になる場合は、カバー工法ではなく、サッシごと交換する工事がおすすめです。
ただ、交換工事をする場合は、サッシ回りの壁を壊す必要があり、壁の造作やクロスの補修など、サッシの交換以外にも別途費用が掛かってしまいます。工事費用を見比べて、どちらがいいか、よく検討してみてくださいね。
【5】玄関ドアのカバー工法
最後に、玄関ドアのカバー工法についてご紹介します。
玄関ドアのカバー工事は、既存のドアを外して、サッシの上から新しいサッシを重ね、新しいドアを取り付けます。
交換工事よりも費用がかからず、1日で終わる工事ですので、玄関ドアのリフォームを検討されている方におすすめです。
ドアが古くなり見た目が気になる場合や、玄関から冷気が入ってきて気になる、という方はぜひご検討ください。
玄関のデザインを変えると、お家の雰囲気もガラッと変わります。
1 玄関ドアのカバー工法の費用相場
玄関ドアのカバー工法は、通常30〜80万円ほど掛かります。
ドアの種類や大きさ、形によって費用は変わります。
ご自宅のドアの場合はいくらになるのか、業者に見積りをとって確認してくださいね。
2 玄関ドアのカバー工法は、玄関ドアが一回り小さくなります!!
窓サッシのカバー工事と同様に、玄関ドアのカバー工事も、既存の玄関ドアよりも一回りサイズが小さくなります。
元々玄関ドアが小さい場合や、サイズが気になる場合は、カバー工事を行うと更に小さくなってしまうので、気を付けてください。
カバー工法のまとめ
今回は、屋根、外壁、窓サッシ、玄関ドアのカバー工法について紹介しました。
カバー工法は、交換工事に比べて費用や工期が抑えられるので、人気の修理方法です。
サイズや形により費用は変動します。窓サッシ、玄関ドアはサイズ感が変わるといった注意点もありますので、費用や仕上がりを総合的に考えてお選びください。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の屋根プロ110番でも、屋根と外壁のカバー工事を行っています。
点検、お見積りは無料ですので、新宿区にお住まいでリフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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「著者情報」
岡本耕典
京都府出身 1級外壁・屋根調査士・雨漏り調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 工事部主任
数多くの伝統的な木造家屋や皇室の宮殿や御所、神社がある京都で生まれ育ち、ハイレベルな美的感覚を持つ。
自ら内装を手掛けた飲食店経営から一転リフォーム業界の魅力にはまり、現在は内外装全てにおいて豊富な経験と知識を兼ね備えている。
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