蕨市でも多くの施工実績がある、サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の屋根プロ110番。
今回は、住宅のリフォームで人気の、カバー工法について徹底解説します。
蕨市は、埼玉県の南東部に位置しています。
蕨市の面積は5.11平方キロメートル、日本で一番面積が小さい市です。
駅から1キロ以内にスーパーも数多く、生活環境も充実しています。
そのコンパクトさを生かした住みやすさが魅力ですね。
中世に創建されたとされる三学院など、歴史を感じる建造物も見どころです。
それでは、屋根プロ110番がご紹介する、”カバー工法について”くわしく見ていきましょう。
蕨市でリフォームを検討している方、必見です。
目 次
お家のリフォームを考えていらっしゃる方、カバー工法をご存じですか。
カバー工法とは、いまの建材を撤去することなく、新しい建材を重ねて設置する工法です。
屋根・外壁・窓サッシ・ドアなどの修理に採用される工法です。
工期が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。
カバー工法とは?
カバー工法とは、既存のものを残したまま、新しいものを取り付ける工事です。
屋根・外壁・窓サッシ・ドアのリフォームで、最近の人気の工法として、数多く採用されています。
全面的な交換工事より工期は短く、撤去する手間もないため、工事費用も抑えられます。
*既存の建材の状態によって、カバー工法ができないこともありますので、確認が必要です。
では具体的に、カバー工法はどのようにおこなっていくのでしょう。
屋根・外壁・窓サッシ・ドアのそれぞれのカバー工法についてご紹介します。
屋根のカバー工法
まずは、屋根のカバー工法についてご紹介しましょう。
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるものです。
重ね葺きともいわれます。
屋根カバー工法をおこなう際の屋根の状態をチェック
塗装工事ではまかなえない場合
屋根全体の屋根材が損傷している場合
既存の屋根材が不良の場合
屋根カバー工法の費用相場ってどのくらい?
一般的な2階建ての30坪の住宅での屋根カバー工法の費用相場は、100~250万円ほどです。
使用する屋根材の種類によって価格が違ってきますので、上記の表をご参照ください。
瓦屋根は重量があり、形状が特殊で施工が難しいため、カバー工法ができません。
雨漏りしていても大丈夫?
「雨漏りしている屋根でも、カバー工法ができるの?」という、ご質問をいただくことがあります。
残念ながら、雨漏りしている屋根にカバー工法は施工できません。
カバー工法では、既存の屋根に新しい屋根を取り付けます。
既存の屋根が雨漏りしていれば、屋根に水分が残っており、その水分によって建物の柱などが腐食してしまう危険があります。
そのため、カバー工法はNGなのです。
また、築年数によってもカバー工法ができないことがあります。
築20~30年が経過した屋根は、雨漏りしている可能性もありますので、事前にしっかりと点検調査して、屋根の状態を確認する必要があります。
住宅の中で天井部分に雨染みが発生している場合も、雨漏りが発生している可能性がありますので、カバー工法はおこなうことができません。
カバー工法が施工できない屋根には、葺き替えによる屋根リフォームをおすすめします。
外壁のカバー工法
つづいて、外壁のカバー工法です。
外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁を重ねるものです。
重ね張りともいわれます。
外壁のカバー工法をおこなう際の外壁の状態をチェック
塗装工事ではまかなえない場合
外壁が全体的に割れている場合
外壁に剥がれや欠けなどの損傷がある場合
外壁のカバー工法の費用相場ってどのくらい?
一般的な2階建ての30坪の住宅での外壁カバー工法の費用相場は、150~200万円ほどです。
住宅の形状が複雑な場合は、費用が高くなります。
使用する外壁材の種類によって価格が違ってきますので、上記の表をご参照ください。
外壁のカバー工法のやり方
外壁のカバー工法には、2通りあります。
通気工法
胴縁(木柱)を貼り、隙間ができることで、通気層を作る工法。
直貼り工法
既存の外壁に新しい外壁を、直に貼る工法。。
外壁のカバー工法において大切なことは、通気の確保です。
既存の外壁の上から、そのまま新しい外壁材を重ねると、結露や湿気により、外壁が膨張したり腐食し劣化してしまうことがあります。
通気工法では、通気層を設けることで、結露や湿気を防ぐことができます。
直貼り工法では、通気層の設置する手間がなく、工期や費用が削減できます。
どちらの工法が良いか、わからない時はお気軽にお問い合わせください。
お家の外壁をしっかりと点検し、外壁の状態に合った工法をご提案いたします。
窓サッシのカバー工法
つぎに窓サッシのカバー工法です。
既存の窓ガラスを外して、新たなサッシと窓ガラスを設置する方法です。
重ね張りともいいます。
カバー工法をおこなうことで、隙間風を防ぎ、防音断熱効果もアップします。
窓サッシのカバー工法の費用相場ってどのくらい?
窓サッシのカバー工法の費用相場は、15~40万円となっています。
窓のサイズや性能についても違ってきますので、上記の表をご参照ください。
窓サッシの種類はいろいろですが、おすすめは一年中快適に過ごせる断熱性に優れた窓サッシです。
初期費用はかかりますが、冷暖房費は節約できるので、光熱費の削減にもつながり、長い目で見るとコスパは良いです。
窓サッシを選ぶ際には、ぜひご検討ください。
窓サッシのリフォーム工事には、補助金を活用しよう
窓サッシのカバー工法をおこなうことで、断熱効果がアップし、省エネ促進に繋がるリフォームには、補助金が支給されます。
補助金の内容は国やお住まいの自治体により、さまざまなものがあります。
詳しくは、ホームページなどで参照することができます。
Attention!窓サッシのカバー工法、窓が小さくなります
窓サッシのカバー工法をおこないますと、今の窓よりもサイズが小さくなります。
元の窓のサイズによっても印象は違います。
大きな窓なら、そんなに気にならないかもしれません。
一方で、今の窓が小さいサイズの場合は、カバー工法によりさらに窓が小さくなり、見た目が変わってしまうので気になる方も多いようです。
全体の印象を変えたくないという方は、カバー工法ではなくサッシを新設する工事がおすすめです。
窓の見た目や印象が大きく変わることなく、窓のリフォームすることができます。
サッシの新設には、窓を壊す必要があります。
また、壁の造作やクロスの補修など追加工事が必要になり、工期も長く、費用もかかりますので、考慮に入れておいてくださいね。
ドアのカバー工法
それでは最後に、ドアのカバー工法をご紹介しましょう。
お家の顔とも言える、玄関ドア。
ドアが変わると、お家のイメージも一新するでしょう。
ドアのカバー工法は、サッシはそのまま、既存のドアだけを外して新しいサッシとドアを設置するものです。
工期が1日と短く、ドアの全面交換工事より費用も抑えられます。
ドアが劣化し見た目が気になる、隙間風を防ぎたいというお悩みを解決することができます。
ドアのカバー工法の費用相場ってどのくらい?
玄関ドアのカバー工法の費用相場は、30~80万円となっています。
ドアの種類や大きさによって違ってきますので、見積もりをご依頼いただければ確認できますよ。
Attention!ドアのカバー工法、ドアが小さくなります
ご注意いただきたいのは、窓サッシのカバー工法と同じく、ドアのカバー工法においても、仕上がりは今のドアより小さくなるということです。
今のドアがもともと小さい場合は、さらに小さいドアになってしまいますので、注意が必要です。
カバー工法、まとめ
いかがでしたか。
カバー工法について詳しくみてきました。
住宅リフォームの一つの工法である、カバー工法。
全面的な交換工事よりも、工期・費用ともに抑えることができるのが魅力です。
当社でも、カバー工法によるリフォーム工事を承っております。
どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
お家のリフォームをご検討の方は、国土交通大臣認定リフォーム業者の屋根プロ110番におまかせくださいませ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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「著者情報」
原田洸太郎
山梨県出身 1級外壁・屋根調査士・雨漏り調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 工事部主任
幼少期からラグビーを始め、競合大学にスポーツ推薦で入学。建築科であったことがきっかけで卒業後は建築資材関連企業に就職。
現在はリフォーム業界に転職し、直接お客様と触れ合えるこの仕事に大きなやりがいを持って日々精進している。
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