江戸時代から日光街道の宿場町として栄え、ターミナル駅である北千住を中心に、今も開発が進む足立区。
区内には四季折々の自然が楽しめる公園も多く点在し、春には千本桜祭り、初夏にはしょうぶ祭りなどのイベントも開催されます。
また、神社仏閣なども多く、中でも「西新井大師」はパワースポットとしても有名ですよね。参道には昔ながらのお土産店や食事処が並び、特に初詣や夏祭りには多くの人で賑わいます。
今回は、足立区とその近隣にお住まいの皆様に向けて、屋根の葺き替え工事について解説いたします!
ご存知の通り、屋根は常に紫外線や雨風を受けています。
屋根が劣化すると、雨漏りが発生しお家に様々なダメージを与えてしまいます。大切なお住まいを守るためにも、定期的な点検とメンテナンスが何より重要です。
「定期的に塗装工事をしているから大丈夫!」と思われるかもしれませんが、実は塗装メンテナンスを行っていても、
屋根自体の耐用年数を過ぎると葺き替え工事が必要になります。
しかし、葺き替えを検討するにあたって、「葺き替え工事っていつやればいいの?」「塗装工事より費用が高そう…」など、心配なことも多いかと思います。
そこで、今回こちらの記事では、
・ 屋根の葺き替え時期と葺き替えが必要な劣化症状について
・ 屋根の葺き替え工事の費用
・ 屋根の葺き替えでおすすめの屋根材
・ 屋根の葺き替え工事で優良業者を選ぶポイント
についてご紹介していきます。
大切なお住まいを永く守っていくために、こちらの記事が参考になれば幸いです。
目 次
【1】屋根の葺き替え時期と劣化症状について
まず、屋根の葺き替え工事が必要となる時期の目安と、劣化症状についてご紹介します。
葺き替えの時期がきたり、葺き替えが必要な状態であるにもかかわらず、工事を行わないと、雨漏り等のトラブルが発生する可能性が高まります。
1 葺き替え時期の目安
屋根の葺き替えが必要な時期の目安は築20〜30年です。
一般的に、屋根は20〜30年ほどで耐久性が低下し、キズや錆が発生します。
屋根材によって耐用年数は異なりますので、ご自宅の屋根材を確認し、あと何年後に工事が必要か、目安をつけておくと安心です。
この耐用年数はあくまで目安です。
これまで適切にメンテナンスを行ってきたか、お住まいの気候や環境によっても葺き替え工事が必要な時期は変わってきます。
「これまで全くメンテナンスをしていない」という場合には、早期に工事が必要になることもあります。
また、粘土瓦は瓦自体の耐久性が高く、60年~80年と長い耐用年数ではありますが、瓦の内部の防水シートは20〜30年ほどで劣化してしまいます。
そのため、実際は築20〜30年で葺き替え、もしくは葺き直し(防水シートを取り換え、瓦は既存のものを再利用する工事)が必要になります。
2 葺き替えが必要になる4つの劣化症状
工事の時期はおおよそ20〜30年が目安ですが、それ以前でも、これから紹介する症状が出ている場合には葺き替え工事が必要になります。
ご自身で屋根の状態をチェックするのは難しく危険も伴いますので、気になる方は業者に点検を依頼してくださいね。
① 屋根全体にひび割れ・欠けが見られる
屋根は、常に雨風や紫外線にさらされるため、何十年も経つとひび割れや欠けが発生します。
割れた屋根の欠片は落下の危険性もありますので、早めに葺き替え工事を行いましょう。
② コケが根付いている
屋根の防水性が落ち、湿気を含むと、コケが繁殖します。
「コケが根付く=屋根が水分を含んだ状態」となり、強度が落ちてさらに劣化が進みますので、早めの葺き替えが必要です。
③ 屋根が柔らかい・フカフカする
屋根の上を歩いた際に、柔らかい・フカフカする場合には、屋根材の内部まで水分が浸透している可能性があります。雨漏りの危険もありますので、早急な葺き替え工事が必要です。
④ 雨漏りが発生している
室内の雨漏りは勿論、天井や屋根裏に水が染みている場合には、早急な工事が必要です。
放置しておくと、雨漏りの範囲が広がり、さらにお家にダメージを与える可能性があります。
★足立区で屋根の葺き替え工事ならサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)へご相談ください!★
足立区で葺き替え工事をご検討されている方は、ぜひ国土交通大臣認定事業者のサンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)にご相談ください!
お家を永く守っていくためにも、定期的なメンテナンスは重要です。点検・お見積りは無料ですので、「うちもそろそろ工事の時期かもしれない…」「まだ早いけど、一度点検しておきたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。
【2】葺き替え工事の費用相場
葺き替え工事の費用は、30坪のお家の場合、90〜250万円です。
金額に幅がありますが、既存の屋根材の撤去や処分費の差、新たな屋根材の種類によっても金額は異なります。
特に、屋根瓦は撤去時に手間がかかること、瓦自体が重いこともあり、処分費用は高くなります。
▼屋根の葺き替え工事 屋根材別の費用相場
【3】葺き替えでおすすめの3つの屋根材
続いては、葺き替え工事でおすすめの3つの屋根材をご紹介します。
どれも耐久性が高いものを選びました。それぞれ見た目や性能が異なりますので、ご自宅にはどの屋根材がいいか、ぜひ一度検討してみてくださいね。
1 錆びにくく、シンプルな見た目のガルバリウム鋼板
ひとつめにご紹介するのは、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛合金メッキの加工金属で、耐久性が高く軽量で錆びにくい屋根材です。軽量なため耐震性にも優れ、防水性が高いのも特徴です。
シンプルで、どんな雰囲気のお家にも合わせやすいデザインです。
2 洋風でおしゃれなアスファルトシングル
続いては、アスファルトシングルをご紹介します。
アスファルトシングルはシート状の屋根材で、ドーム型など複雑な形の屋根にも施工できるのが特徴です。
また、ガルバリウム鋼板と同様、軽量素材で耐震性にも優れています。
洋風でデザイン性が高く、カラーも豊富なので、見た目にこだわりたい方におすすめです。
3 高耐久性・高級感のある軽量瓦
3つめにご紹介するのは軽量瓦です。
従来の粘土瓦は重いというデメリットがありましたが、軽量瓦は名前の通り軽く、耐震性も心配ありません。
材質は、セメントや金属製のものが多いです。
他の屋根材と比べて費用はかかりますが、最長40年の耐用年数を誇ります。
見た目も高級感があり、和風建築にぴったりです。
【4】葺き替え工事における業者選び 3つのポイント
基本的に、屋根はお客様ご自身で直接点検・確認することができませんよね。
そのため、残念ながら業者の中には、「どうせお客様は見ないから」と作業を怠る業者も存在します。
そのような業者に当たらないためにも、葺き替え工事の業者選びは大切です。
丁寧に、しっかり施工してくれる業者を選びましょう!
1 屋根に登って点検する
まず、屋根に登って点検してくれる業者かどうか確認しましょう。
「点検をするんだから、屋根に登るのは当たり前じゃないの?」と思われる方が多いかと思いますが、実は業者の中には地上から面積を測って工事の見積もりを出す業者も存在します。
屋根は実際に登って状態を確認しなければ、どの程度の劣化症状が出ているのか、そもそも葺き替え工事が必要かどうかの判断もできません。
屋根に登って、近い距離で屋根の状態をしっかり確認してくれる業者を選びましょう。
さらに、点検の際、屋根の写真を撮ってくれる業者であれば安心です。写真であれば直接屋根に登れなくても状態を確認できますし、信頼できますよね。
屋根に登っての点検が難しい場合でも、最近は高所カメラやドローンでの点検を行う業者も多く存在します。
2 工事中の現場体制が整っている
工事中の現場体制についても事前に確認しておくと安心です。
業者によりますが、実際の工事は全て下請けの職人に任せ、業者の責任者は現場に来ない場合もあります。
そうなると、残念ながら、職人の中には手を抜いたり、工程を怠る人も少なくありません。
屋根は地上からは見えない場所です。職人任せにせず、定期的に管理担当が現場に来るか、作業の進捗状況はどう管理するのかなど、事前に確認しておきましょう。
3 写真で作業工程を報告する
工事中に写真を撮ってもらえるか、確認しておきましょう。
どの施工にも言えることですが、屋根の葺き替え工事も工程が重要です。
野地板を補修しているか、防水シートは隙間なく敷いているか、新しい屋根はしっかりと葺かれているか…など、写真で確認できれば、安心ですよね。
工程が確認できるような工事中の写真をもらえるか、事前に確認しておくのがおすすめです。
まとめ
今回は屋根の葺き替え工事について、時期や費用、業者選びのポイントをご紹介しました。
屋根の葺き替え工事は、お家をお持ちの方が一度は行う工事です。
「屋根に登って点検してくれるか」「現場体制はしっかりしているか」「工事中に写真を撮ってくれるか」といったポイントを押さえて、安心して任せられる業者を選び、大切なお家を永く守っていきましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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