【目次】
1. ご依頼をいただいたきっかけ
足立区舎人にお住まいのお客様より、雨漏りのご依頼をいただきました。
強風や大雨の際に、天窓から雨漏りするとのことです。以前から気になっていたとのことですが、台風通過後、さらに頻度が多くなったとのことでご相談をいただきました。
2.施工内容
施工内容:屋根カバー工事 天窓交換
施工期間:6日間
建物について:築23年・3階建てのお住まいです
3.点検・調査
早速、屋根の点検にお伺いしました。
●天窓周りのシーリング材が劣化していました
天窓から雨漏りをしているとのお話でしたが、天窓自体に問題はありませんでした。ただ、周りのシーリング材に傷みが見られ、こちらから雨漏りが発生しているようです。一度天窓を外し、下地を補修する必要があります。
●縁切り作業が不十分な状態でした
屋根塗装は数年前に施工されたとのことで、スレート屋根自体は非常に綺麗な状態でした。
ただ、縁切りが充分にされておらず、雨水が流れにくくなっていました。縁切りとは、屋根塗装の際、屋根と屋根の隙間を確保する作業のことです。屋根同士が塗料でくっついてしまうと、隙間に雨水が溜まり、雨漏りを起こす原因になります。
調査の結果、雨漏りの原因は天窓のシーリング材の劣化と縁切り不足によるものと推測できました。雨漏りの原因特定は、根本から雨漏りを解決するために重要です。今回は、お客様とご相談のうえ、天窓の補修と屋根カバー工事を行うこととなりました。
4.天窓補修・屋根カバー工事
●天窓と棟板金の撤去
屋根カバー工事では、既存の屋根の上に新しい屋根を被せます。屋根の突起物や棟板金、貫板は事前に取り外します。
天窓周りの補修のため、今回は天窓も一時的に外していきます。
●天窓の補修
天窓を外したところ、窓枠の傷みも確認できました。こちらも雨漏りの原因になりますので、新しい窓枠に交換する必要があります。周りの防水処理を行い、天窓の補修は完了です。
●防水紙の張り付け
スレート屋根の上に防水紙(ルーフィング材)を張り付けていきます。この防水紙が屋根からの雨漏りを防ぎます。
屋根の側面と雨樋には水切り板金を設置します。水切り板金は補助的な部材ですが、屋根の浸水を防ぐために重要な役割があります。
●屋根(スーパーガルテクト)の取り付け
新しい屋根を設置していきます。今回使用したのはスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは、通常のガルバリウム鋼板と比べて3倍近い耐久性がある金属屋根材です。
災害に強い超軽量素材で、遮熱性・断熱性にも優れています。塗膜15年、赤さび20年といった長期メーカー保証もついています。
軒先から頂上に向かって設置し、反対側の屋根も同様の作業を行います。
●棟板金の設置
最初に撤去した棟板金を取り付けます。貫板を設置したあと、棟板金を被せ、ビスで固定します。
板金の継ぎ目は特に隙間ができやすい部分ですので、シーリング材を充填し隙間を埋めました。
天窓も再度取り付けたら、施工完了です。
5.施工完了
天窓の補修とカバー工法を施工し、雨漏りを止めることができました。しっかりと原因箇所を修理しましたので、今後も雨漏りの心配なくお過ごしいただけます。
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雨漏りは、早めの対処が重要です。被害が拡大してしまうと、大切なご自宅の寿命を縮めてしまうだけでなく、修理費用も高額になってしまいます。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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