
目 次
■工事のきっかけを伺いました

足立区梅島のお客様より、雨樋の修理についてのお問い合わせをいただきました。
強風で、雨樋が外れてしまったとのことです。
早速点検に伺い調査したところ、雨樋の破損だけでなく、軒天に雨漏りの痕跡が見られました。
ベランダでは排水口が落ちて、穴が空いている状態でした。
できるだけコンパクトな工事にしてほしいというご要望でしたので、今回は雨樋の交換とともに排水口の補修とベランダの防水工事をご提案いたしました。
今回の工事の基本情報
施工内容:雨樋交換・排水口補修・ウレタン防水工事
施工期間:3日間
築年数:20年
■点検の様子。雨樋・ベランダ排水口の状態を確認します

まずは、お客様からお問い合わせのあった雨樋の点検からはじめます。
雨樋は、軒桶・集水器・竪樋というパーツからできています。
今回は竪樋部分が損傷していました。
またベランダの排水管が垂れ下がってしまっていたので、詳しく見てみると、ベランダの軒天に雨染みを発見しました。

軒天の排水管の状態です。
5センチほど、下がっています。
雨樋の勾配も逆になっており、排水の役割を果たしていません。
工事にさきがけ、足場を設置しました。

雨染みの状態を見ると、外壁に異常はなく、ベランダの内側からのものと考えられます。

排水口部分の状態です。
穴が空いているのを確認しました。
排水口が、下に落ちてしまっているようです。
■工事開始:手作業でしっかりベランダ洗浄します

雨樋の交換、排水口の補修とベランダの防水工事をおこないます。
雨漏りしているため、高圧洗浄はできません。
床面や立ち上がり部分を、スタッフの手作業による清掃で、ゴミや汚れを洗い流します。
穴が空いた状態の排水口の内側にもゴミが溜まっていますので、取り除きました。

ベランダの洗浄後、アセトンで油汚れもしっかりと落とします。
ベランダは、FPP防水加工されていました。
FRP防水の表面を、サンドペーパーで研磨しておきましょう。
今回のウレタン防水工事は、密着工法でおこないます。
ウレタン塗膜の密着性を高めるために、専用のプライマーを塗っていきます。
■排水口の補修、改修用ドレンを設置します

排水口の補修の様子。
開口部を塞ぐため、改修用ドレンを取り付けます。
そして補強のためメッシュテープを貼り、防水塗料を塗っていきます。
■ウレタン防水工事をおこないます

ベランダの床面と立ち上がり部分に、ウレタン塗料を塗っていきます。
2度塗りです。
しっかりと乾燥させるため、2日間かけておこないました。
■工事が完了しました

塗膜が完全に乾いてから、トップコートを塗って、塗膜をコーティングします。
雨樋・軒天も交換し、工事がすべて完了しました。
これで、雨漏りもすっかり解消されましたね。
ベランダの防水機能が低下すると、雨漏りの危険があります。
しっかり、防水工事をおこなうことが大切です。
屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊では、ベランダの防水工事も、数多くご依頼を頂いております。
お客様のお家に最適なベランダ防水をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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