足立区宮城で、ガルバリウム鋼板による谷樋交換工事とシルガードによる棟瓦取り直し工事で雨漏り解決!
- 1級外壁・屋根調査士 関裕一
- 2023年4月30日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年1月14日

目 次
■工事のきっかけを伺いました

足立区宮城のお客様より、雨漏りについてのご相談をいただきました。
2階の天井に、雨染みができているとのことです。
築35年とかなり年数の経過した住宅ですが、数年後に建て替えをされるとのことで、一旦部分的な補修で雨漏りを解消したいとのご要望です。
数社に見積もりを依頼してみたそうですが、部分的な補修には対応していない業者が多かったようです。
当社は、雨漏りの部分的な補修も承っておりますので、ご依頼となりました。
早速、点検に伺いました。
やはり雨漏りは、経年劣化によるものでした。
谷樋の損傷と棟瓦の漆喰の劣化が雨漏りの原因と考えられます。
屋根の状態を考えると、葺き替え工事がおすすめですが、建て替えされるご予定があるので、今回は雨漏りの直接的な原因である、谷樋の交換と棟瓦の取り直しをご提案いたしました。
今回の工事の基本情報
施工内容:谷樋の交換・棟瓦の取り直し工事
使用材料:ガルバリウム鋼板・シルガード
施工期間:6日間
築年数:35年
■点検で雨漏りの原因を特定

室内の雨漏りの様子。
天井部分に、大きな雨染みが見られます。
点検時に雨は降っていませんでしたが、天井は湿っていました。
雨漏りは、ずいぶん前から起こっていたようです。

屋根に上っての点検の様子。
日本瓦の屋根ですね。
屋根面の接合している部分が谷樋です。
谷樋は、雨水をスムーズに雨樋に流す役割があります。
直接雨水が流れるので、劣化しやすい箇所でもあります。
瓦を外してみると、水が侵入した跡が見られました。
谷樋の板金には、サビも見られます。
サビにより、穴があいてしまう危険もありますので、早急な補修が必要です。
室内の雨漏り箇所は、この谷樋の真上になります。
今回の雨漏りの大きな原因となっていると思われます。

屋根のてっぺん、棟部分の状態です。
右の画像の手前の棟が大棟、奥が隅棟です。
曲がっているのがおわかりでしょうか。
棟は屋根の中でも、雨や風、紫外線の影響を一番受ける箇所です。
ですので、劣化も早く、雨漏りの原因となることが多くなります。

棟瓦を固定している、漆喰の状態です。
漆喰は瓦を固定し、隙間をなくすことで雨水が入り込むのを予防する重要なものです。
漆喰が劣化すると、白くボロボロになり、隙間ができることで内部に水が入り込んでしまい、雨漏りを引き起こします。
画像のように、漆喰は白く変色しています。
触ると、ボロボロと剥がれてきました。
隙間ができ、内部の葺き土も見えてしまっています。
コケの発生している箇所もあったので、補修しなければなりません。

棟瓦を固定している銅線が切れていました。
棟瓦を固定している漆喰と銅線がこの状態では、地震や強風でいつ棟瓦がずれたり、落下してもおかしくありません。
大変危険な状態です。
点検の結果、雨漏りに要因ともなっている谷樋の交換と、劣化して危険な状態の棟瓦の取り直し工事をご提案いたしました。
■工事開始:谷樋の交換工事

谷樋の交換工事からはじめます。
まずは、谷樋付近の瓦を撤去作業です。
いまの板金を外し、新たな板金を軒下から取り付けます。
使用したのは、ガルバリウム鋼板です。
耐久性に優れ、錆びにくいのが特徴です。

瓦を戻し、谷樋の交換が完了しました。
瓦というのは、取り外しが簡単なので、今回のような部分的な補修の際にも手間がかからないのがメリットですね。
耐久性も高く寿命が長いので、定期的なメンテナンスをおこなえば、長い期間使い続けることができます。
■棟瓦の取り直し工事

つづいて、棟瓦取り直しです。
大棟を取り外している様子。
瓦を外し、葺き土を取り除きます。
取り直し工事では、取り外した瓦をまた利用しますので、棟付近に並べておきます。

隅棟を取り外している様子。
大棟と同様に、瓦を外し、葺き土を取り除きます。
葺き土はかなりの量になりますので、撤去に時間もかかります。
1日目の作業はここまでとなります。

棟瓦を撤去しました。
雨が降るという予報が出ていましたので、ブルーシートでしっかり養生をおこないました。
雨から屋根を守り、棟瓦取り直しに備えましょう。

雨がやみ、天気もよくなりました。
いよいよ、棟瓦取り直し工事をおこないます。
今回の棟瓦の固定に使用した漆喰は、馬場商店の「シルガード」です。
南蛮漆喰のひとつです。
防水性、耐久性に優れているだけでなく、葺き土の代わりにもなります。
大棟の1段目ののし瓦にシルガードで固定、2段目、3段目とていねいに取り付けていきましょう。

大棟が終わったら、隅棟もつづけて取り付けていきます。
銅線の交換をおこない、しっかりと固定したら、全ての工事が完了です。
今回の工事では、谷桶の板金はガルバリウム鋼板、漆喰にはシルガードを使用することで、耐久性も大幅にアップしました。
■工事が完了しました

谷桶の交換、棟の取り直しで雨漏りもストップ、棟瓦落下の危険も解消されました。
お客様からは、「雨漏りもしなくなり、瓦が落ちてくる心配もなくなり、ホッとしました。」とのお言葉をいただきました。
屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊では、雨漏りの解決、屋根の部分的な補修など、お客様のご要望に沿った工事のご提案をさせていただきます。
まずは、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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