目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区神明のお客様より、屋根瓦についてのご相談をいただきました。
きっかけは、瓦が落ちてきたこと。
屋根の状態を調べてほしいというご依頼です。
早速、点検に伺いました。
屋根の状態を確認したところ、落下したのは棟瓦でした。
かなり損傷していますので、棟瓦部分の補修工事をおこないました。
今回の工事の基本情報
施工内容:棟瓦補修工事
施工期間:1日
築年数:40年
■棟部分の点検の様子
点検で、棟部分の一部が外れているのが確認できました。
棟瓦は土で接着され、銅線で固定しています。
経年により土の接着力が弱まり、銅線も劣化します。
それにより瓦の固定できなくなり、外れてしまうのです。
■のし瓦の補修工事開始
瓦専用の接着剤で固定します。
切断されてしまった銅線を補修します。
まずは、釘に銅線を巻き付けます。
そして、瓦の隙間に差し込んでいます。
通常は、瓦を取り付ける際に下側から銅線を入れて固定していますが、今回は部分的な補修のため、このような方法でおこないました。
■接着剤を流し込み、銅線を固定
銅線を巻き付けた釘の頭部分に、接着剤を流し込みます。
これで、雨水が釘の頭から棟部分に入り込むのを防ぎます。
接着剤を入れることで、釘の固定力も高まるので、しっかりと瓦にしばりつけることができます。
銅線は、劣化すると切れてしまいます。
今回のように銅線が切れたことで、瓦が落下する危険性もありますので、しっかりとしたメンテナンスが必要です。
■工事が完了しました
外れてしまったのし瓦も元に戻り、銅線でしっかりと固定しました。
これで雨漏りも解消、落下の心配もありません。
瓦自体の寿命は長いですが、固定している釘や銅線は劣化し、固定力が弱くなってしまうので、定期的なメンテナンスをおこないましょう。
屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊では、今回のような屋根の部分的な補修も承ります。
特に棟部分の損傷は雨漏りにつながりやすいので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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