目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区千住河原町のお客様より、玄関屋根についてのご相談をいただきました。
訪問業者からの指摘で、玄関屋根の瓦が割れていることに気づいたそうです。
早速点検に伺いました。
玄関屋根の瓦が割れていましたが、その上にコーキング補修がされていました。
新築時から、この状態だったようです。
今回は、破損した屋根瓦の差し替え工事をご提案いたしました。
お客様ご自身で相見積もりを依頼され、検討された上で、当社にご依頼をいただきました。
今回の工事の基本情報
施工内容:屋根瓦差し替え工事
施工期間:1日間
築年数:30年
■点検時の破損した瓦の状態
点検時の瓦の状態です。
瓦の先端が割れています。
破損した瓦には、コーキング補修がされていました。
お客様がおこなったものではないとのことですので、新築当時からこの状態だったものと思われます。
壁際の瓦は、全体が損傷していました。
こちらの瓦も、コーキングボンドで補修・固定されています。
なぜこのように、コーキングで補修し、固定されていたのでしょうか。
損傷した瓦の上には、のし瓦や外壁板金が取り付けられていました。
そのため損傷した瓦だけ取り外すのが困難だったので、コーキングボンドで固定されていたものと思われます。
では新築の時点で、瓦が破損してしまったのはなぜでしょうか。
作業スタッフがものを落としたりして、破損させてしまったのかもしれません。
瓦を取り替えると、手間とコストがかかるので、コーキングボンドで補修しただけで終わらせてしまったのではないでしょうか。
これらの瓦の破損は、業者による施工不良と考えられます。
お客様によると、建築業者とは連絡を取っていないのでわからない、ということでした。
今回は、屋根瓦の差し替え交換工事をおこない、修繕をおこないます。
■先端が割れている瓦の差し替え工事
先端が破損している瓦の差し込み工事をおこないます。
まずは、損傷している瓦を取り外します。
そして、差し替える前に固定するためのコーキングボンドを塗っています。
固定するためのコーキングボンドの塗り方もいろいろあります。
瓦の下に塗る
瓦の隙間に塗る
どちらも固定力に変わりはありませんので、状況に応じて施工していきます。
新しい瓦を差し込み、交換工事は完了です。
■壁際の瓦の差し替え工事
瓦全体が損傷した壁際の瓦の差し込み交換工事です。
まずは、瓦を取り外します。
この瓦には、のし瓦と外壁板金が取り付けられていましたので、簡単に取り外すことができません。
和瓦では、壁際にのし瓦を取り付けていることも多いです。
最初に、損傷した瓦の隣の瓦を取り外します。
その空いた空間に瓦をずらしながら、隙間を作って取り外していきます。
差し替える瓦だけでなく、隣接した瓦も取り外していきます。
新しい瓦を、壁際ののし瓦に差し込むように取り付けました。
■工事が完了しました
のし瓦がズレないように、コーキングボンドで固定し、工事は完了です。
工事後、差し替えた部分の撮影をおこない、お客様に工事のご報告をいたしました。
お客様にも
「きれいになりましたね。これで安心です。」
と、ご満足いただけました。
工事完了後のアフターメンテナンスも、もちろんおまかせください。
ご連絡いただければ、すぐに伺います。
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)の屋根プロ110番では、屋根瓦の部分的な補修工事も承ります。
「屋根の状態を点検してほしい」など、
どんなことでも、お気軽にお問い合わせくださいませ。
必見!プロが教える外壁塗装の見積書の見方と選び方!
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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