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足立区伊興にて雨漏り修理、雨樋交換と劣化した屋根の補修工事をおこないました


目 次



■工事のきっかけを伺いました

足立区伊興のお客様より、雨漏りについてのご相談をいただきました。


きっかけは、お部屋で見つけた雨染み。

築45年で建物自体も古いので、屋根の状態も不安とのことです。


すぐに点検に伺い、調査したところ、屋根の劣化が激しく、雨樋も機能していませんでした。


今回は、雨樋の交換工事と屋根の補修工事をご紹介します。


今回の工事の基本情報
  • 施工内容:雨樋交換工事・屋根補修工事 

  • 施工期間:10日間 

  • 築年数:45年




■点検で雨漏り箇所を特定

点検時の室内の様子。


天井から壁にかけて、大きな雨染みが見られますね。

屋根に上っての点検の様子。


お客様のお家の屋根は、スレート屋根とトタン屋根で施工されていました。


スレート屋根部分は、劣化による色褪せが見られます。

トタン屋根部分も、劣化が激しい状態です。


錆が発生し、塗膜が剥がれてしまっています。

スレート屋根とトタン屋根のつなぎ目部分に、谷樋が設置されていました。


トタン屋根の錆びが、谷樋に流れてしまっているようです。

谷板金も金属なので、腐食錆びが発生する危険もあります。


スレート屋根について詳しく!

スレート屋根材の耐用年数は、20年ほどです。


寿命を迎えたスレート屋根は、防水機能が低下し、屋根材が水を吸収してしまいます。


屋根の内部に雨水が入り込み、雨漏りにつながってしまうこともあります。


下地である、野地板の状態や防水紙の性能によっても、劣化の進行度合いは変わりますが、塗装メンテナンスをおこなうことで寿命を伸ばすことができます。


スレート屋根やトタン屋根は、10年をめどに塗装メンテナンスをおこなうことで、

  • 屋根の寿命を伸ばす 

  • 美観性の向上 

  • 防水性のアップ

という効果が期待できます。




谷樋の先端部分から雨漏りしていたと思われますが、コーキングによる補修跡も見られました。


谷樋のひび割れ部分にも、コーキング補修されていました。

スレート屋根にもコーキングがされていたのですが、屋根材同士をコーキングボンドですべて固定していたため、雨漏りしやすい状態になっていました。


屋根材をコーキングボンドで固定する場合、屋根材同士を全て固定してはいけません。


屋根材同士に隙間を設けることで、雨水をスムーズに排水することができます。

ですが隙間が無いと、雨水の逃げ道がなくなってしまい、建物内に雨水が入り込んでしまうのです。


もちろん、塗装メンテナンスをおこなう際にも、屋根材の隙間に塗料が入り込まないように塗っています。

雨樋部分も確認します。


雨樋も損傷が見られ、腐食により、雨樋の一部がなくなっていました。

雨樋がなく、樋吊りが残っているだけの状態になっています。


経年による劣化で、残っている雨樋も腐食していました。


点検の結果、雨樋の全面交換、雨水が侵入している箇所の屋根補修工事をご提案いたしました。





■水返しの板金を設置

雨水の侵入を防ぐ、水返しの板金が設置されていませんでした。


この部分に、板金で箱を作成し、取り付けました。


これで、雨水は入ってきません。

屋根の正面部分には、雨水が侵入しないように、板金でカバー加工しました。


破風板と板金は、ビスでしっかり固定します。


小さいスペースですが、しっかりとカバーしておかないと雨漏りにつながってしまうので重要な箇所です。


こういう細かい部分も、定期的なメンテナンスをおこなうことをおすすめします。

屋根を長持ちさせるためにも、大切なことです。



■スレート屋根の補修

コーキングボンドで、すべて固定されてしまっていたスレート屋根の補修です。


コーキングボンドが塗られていた一部分を、カッターで切り込みを入れることで、隙間を確保しました。





■雨樋の交換工事

一部がなくなっていた雨樋は撤去し、あらたに取り付けていきます。


同様に、劣化が進んでいた樋吊りも撤去します。

雨樋は、直角に曲がってしまって損傷していました。


この状態では、雨水が排水されず、そのまま下に流れ落ちてしまいます。


この雨樋も撤去し、交換しました。

雨樋を支えていた樋吊りも損傷し、曲がってしまっていました。


経年による劣化で、雨水の重さに耐えられなかったと思われます。


こちらも撤去し、新品と交換します。

あらたな雨樋と樋吊りを、軒破風に取り付けました。


外れることがないように、針金でしっかりと固定しています。


ひときわ長く取り付けられていた竪樋も撤去し、新設しました。


*竪樋:雨樋から流れてきた雨水を、地面にスムーズに排水するための樋

エアコンホースと交錯していた部分は、ホースの下に竪樋をくぐらせて、きちんと設置できました。


工事後の様子を撮影し、お客様に工事完了のご報告をいたしました。


「雨樋が新しくなったので、もう雨漏りの心配はありませんね。」

と、ご満足いただけました。



サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス)では、雨樋の交換工事も承っております。


雨漏りが発生したら、お早めにご相談ください。

すぐに点検に伺い、お客様のお家の状態に最適な雨漏り修理工事をご提案いたします。





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「著者情報」

 関裕一 

東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット

​サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者

18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。

​塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。

お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。

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