目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区入谷のお客様より、雨漏りについてのご相談をいただきました。
すぐに点検に伺い、調査したところ、袖瓦からの雨漏りであることがわかりました。
今回は、袖瓦と周辺の平瓦の、一部葺き直し工事をご紹介します。
今回の工事の基本情報
施工内容:一部葺き直し工事
施工期間:2日間
築年数:25年
■点検で雨漏り箇所を特定
お客様のお家の屋根の形状は、屋根と外壁が揃っているものでした。
この形状の屋根は、経年による劣化で雨漏りすることが多いとされています。
詳しく調査したところ、袖瓦からの雨漏りと判明しました。
*袖瓦:破風部分に使用される瓦
■工事開始:瓦を一旦外します
部分的に足場を架設し、工事をおこないました。
まずは、瓦を取り外します。
葺き直し工事では、瓦をまた元に戻し使用しますので、破損などのないように慎重に取り外し、保管しておきます。
瓦、防水紙を取り外した後、土やほこりなどを取り除いてみると、桟木の腐食が進み、釘が錆びてしまっていました。
■あらたな野地板・防水紙を取り付けます
あらたな野地板を取り付けます。
野地板は屋根の下地材で、屋根の構造において重要な部材です。
屋根の下に取り付けるものなので、普段目にすることはありません。
メンテナンスも、防水紙を外したとき(屋根葺き替えや葺き直し工事)にしかおこなえませんので、この機会にしっかりとメンテナンスしていきます。
今回の工事は、一部葺き直しのため、あらたな野地板には、幅の狭いバラ板を使用しています。
野地板の上に、防水紙を敷いていきます。
使用したのは、アスファルトルーフィングです。
防水紙を敷いたら、その上に瓦を引っかけるための桟木を設置し、袖瓦を取り付けていきます。
ビスで、しっかりと固定しました。
■瓦を戻し、葺き直し工事が完了しました
一旦取り外していた屋根材を元に戻し、全ての工事は完了です。
雨樋にゴミが溜まっていましたので、雨樋の掃除もおこないました。
屋根プロ110番の雨漏り駆けつけ隊では、屋根の部分的な修繕工事も承っております。
「屋根の全面的なメンテナンス工事はちょっと…」
「なるべく、最小限の修理でいい」
というときも、お気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望に沿った、雨漏り修理工事をご提案いたします。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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