目 次
■工事のきっかけを伺いました
足立区千住曙町のお客様より、雨樋についてのご相談をいただきました。
きっかけは、雨樋に発生していたコケを見つけたこと。
雨漏りしたら大変なので、確認してほしい。
屋根の葺き替え工事と同時に、雨樋の交換もおこないたいとのことです。
雨樋の状態を確認したところ、やはり雨樋にコケが発生していました。
軒樋は、内側にもコケや汚れが付着が見られます。
金具も錆びていました。
雨樋全体が、経年により劣化してしまっているので、交換時期がきているようです。
今回の雨樋の交換は、足場が必要な大屋根の位置になります。
屋根の葺き替え工事で設置している足場を利用すれば、コストを抑えることができますね。
今回の工事の基本情報
施工内容:雨樋交換工事
使用材料:半丸105(軒樋)・丸60(竪樋)
■工事前の雨樋の状態をチェック
点検で、大屋根の雨樋の状態を確認しました。
雨樋は、かなり劣化が進んでいました。
コケも発生していますね。
また樋を固定している樋受け金具も劣化し、錆びていました。
このままでは、雨樋に穴が空くなどの破損につながり、スムーズな排水ができなくなってしまうかもしれません。
軒樋の内部の状態も確認します。
やはりコケが発生していました。
コケが発生していると、ゴミが溜まりやすくなり、雨水の流れが悪くなってしまいます。
雨水があふれ出てしまうオーバーフローが発生してしまうかもしれません。
金具の劣化で、雨樋が落下する危険もありますので、今回は雨樋交換工事をご提案いたしました。
■工事開始:軒樋の勾配を調整します
既存の雨樋を撤去しました。
まずは、雨樋を取り付けるための勾配の調整です。
調整には、水糸を使用しています。
勾配の調整は、スムーズな排水には不可欠なので、慎重におこなっていきます。
■あらたな雨樋を取り付けます
あらたな雨樋を取り付けた様子。
使用したのは、パナソニックの雨樋です。
アイアン製で、強度も抜群です。
軒樋:半丸105、竪樋:丸60を使用しました。
軒樋→集水器→曲がり部材→竪樋と取り付けていきます。
大屋根から下屋の軒樋
大屋根の竪樋
■工事が完了しました
雨樋の交換工事が完了しました。
これで雨水の排水もスムーズに、雨漏りの心配もなくなりました。
コケの発生した雨樋から、新しい雨樋に交換したことで、美観もアップしましたね。
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「著者情報」
関裕一
東京都足立区出身 1級外壁・屋根調査士・ドローンパイロット
サンセイホーム(株式会社三誠ホームサービス) 最高技術責任者
18歳から塗装職人として2.250件以上の施工に携わる。
塗装業界の歪んだ構造を塗り替えるべく、奇跡の「新時代塗装」倶楽部を主催している。
お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
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