建物の外壁に、髪の毛ほどの細いひび割れを見つけた時どんな気持ちになりますか。
「これは一体どういうことだろう?」
「放置しておいても大丈夫なのかな?」
そう思われた方もいるのではないでしょうか。
外壁のひび割れ、特にヘアークラックは、見た目に影響がないように思えても、放置すると深刻な事態につながる可能性があります。
この記事では、慎重なあなたのために、ヘアークラックの原因や対処法について詳しく解説していきます。
ヘアークラックの定義と原因
外壁のひび割れは、大きく分けて「塗膜に発生するひび割れ」と「外壁自体に発生するひび割れ」の2種類があります。
ヘアークラックは、前者の「塗膜に発生するひび割れ」に分類されます。
幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の細いひび割れで、見た目に影響はほとんどありません。
しかし、ヘアークラックは、外壁の劣化が進行しているサインだと捉えることもできます。
放置すると、雨水が侵入しやすくなり、内部の構造材が腐食したり、カビが発生したりする原因となります。
ヘアークラックの主な原因
1:経年劣化
外壁は、紫外線や雨水、風などの影響を受け、日々劣化しています。
特に、塗膜は紫外線によって劣化し、ひび割れを起こしやすくなります。
また、雨水の浸透による乾燥と膨張を繰り返すことで、外壁自体にも負担がかかり、ひび割れが発生するケースもあります。
2:施工不良
外壁の施工不良も、ヘアークラックの原因となります。
例えば、下地処理が不十分であったり、塗料の種類や厚みが適切でなかったりする場合、塗膜が剥がれやすく、ひび割れが発生しやすくなります。
3:地震や台風などの外的要因
地震や台風などの外的要因によって、外壁に強い力が加わると、ひび割れが発生することがあります。
特に、地震による揺れは、外壁に大きな負担をかけるため、ヘアークラックだけでなく、より深刻なひび割れが発生する可能性もあります。
クラックの具体的な対処法
ヘアークラックは、放置しておくと深刻な事態につながる可能性があるため、適切な対処が必要です。
具体的な対処法としては、以下のものが挙げられます。
1:塗装の塗り直し
ヘアークラックは、塗膜の劣化が原因で発生することが多いため、塗装の塗り直しによって対処できます。
塗り直しを行うことで、新しい塗膜で外壁を保護し、雨水の侵入を防ぐことができます。
また、塗膜を厚くすることで、ひび割れが目立ちにくくなる効果もあります。
2:シーリング材による補修
ヘアークラックが大きくなっている場合は、シーリング材を用いて補修する必要があります。
シーリング材は、弾力性があり、ひび割れを埋めるのに適しています。
シーリング材を充填することで、雨水の侵入を防ぎ、外壁の劣化を抑制することができます。
3:モルタル補修
ヘアークラックが深い場合は、モルタルを用いて補修する必要があります。
モルタルは、セメントと砂を混ぜて作ったもので、外壁のひび割れを埋めるのに適しています。
モルタルを充填することで、外壁の強度を高め、雨水の侵入を防ぐことができます。
まとめ
ヘアークラックは、外壁の劣化が進行しているサインです。
放置すると、雨水が侵入しやすくなり、内部の構造材が腐食したり、カビが発生したりする原因となります。
適切な対処を行うことで、外壁の劣化を抑制し、建物の寿命を長く保つことができます。
ヘアークラックを発見したら、早急に専門業者に相談し、適切な対処を行いましょう。
当社は、定期的な点検やスピード点検でお客様に寄り添っております。
足立区周辺で住宅のご相談は当社にお任せください。
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