屋根のケラバと唐草の違いとは？役割や特徴と劣化時の対処法も解説

マイホームを持つことを考えている、これから家を建てたいと考えている、家のメンテナンスについて知りたいと考えている方へ。

家の構造について理解を深め、安心して家づくりやメンテナンスができるよう、屋根の構造についてご紹介していきます。

この記事では、屋根の「ケラバ」と「唐草」の違いについて、それぞれの役割や特徴、劣化時の対処法まで解説していきます。

屋根のケラバと唐草とは？

ケラバと唐草は、どちらも屋根の一部であり、それぞれ異なる役割を担っています。

1:ケラバ

ケラバは、切妻屋根や片流れ屋根に見られる、外壁よりも屋根がはね出した部分のことを指します。

ケラバは、雨水から外壁を守り、紫外線から外壁を守り、日当たりを調整する役割を担っています。

2:唐草

唐草は、屋根材の一部で、屋根の一番外側の部分を囲い込む部材のことです。

唐草は、軒先に流れてきた雨水を雨樋に誘導したり、軒先の木材を雨水から保護したりする役割を担っています。

ケラバと唐草の役割と特徴

1:ケラバの役割と特徴

・雨水から外壁を守る

ケラバは、雨水が外壁や窓に直接当たりにくくする役割を果たします。

雨水が外壁に直接当たると、外壁の劣化や雨漏りの原因となるため、ケラバは重要な役割を担っています。

・紫外線から外壁を守る

ケラバは、雨水対策と同様に、紫外線が外壁に直接当たりにくくする役割も担っています。

紫外線は、外壁の色褪せや劣化の原因となるため、ケラバは外壁を長持ちさせるために役立ちます。

・日当たりを調整する

ケラバは、2階の部屋に入る太陽光を軽減する役割を担います。

特に夏場は、太陽光が直接室内に届くと、室温が上昇し、冷房効率が悪くなってしまいます。

ケラバを設置することで、室温の上昇を抑え、冷房効率を高めることができます。

2:唐草の役割と特徴

・雨水を雨樋に誘導する

唐草は、軒先から流れ落ちる雨水を雨樋に誘導する役割を担います。

雨水が雨樋にスムーズに流れ込むことで、雨漏りを防ぎ、建物を保護することができます。

・軒先の木材を雨水から保護する

唐草は、軒先の木材を雨水から保護する役割を担っています。

雨水に濡れると、木材が腐りやすくなるため、唐草は木材の寿命を長く保つために役立ちます。

まとめ

ケラバと唐草は、どちらも屋根の一部であり、雨水から建物を守る重要な役割を担っています。

ケラバは外壁を保護し、唐草は雨水を雨樋に誘導することで、建物の寿命を長く保つのに役立ちます。

定期的にケラバと唐草の状態をチェックし、劣化や破損が見られる場合は、早急に修理を行うようにしましょう。

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